知らないと損する!太陽光発電の1次送りと2次送り、売電効率の違いとは?

知らないと損する!太陽光発電の1次送りと2次送り、売電効率の違いとは? 太陽光発電
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太陽光発電を導入する際、専門用語が多くて戸惑う方は少なくありません。

特に「1次送り」と「2次送り」という接続方法の違いは、売電効率や停電時の安心感に直結する重要なポイントです。

分電盤の仕組みや太陽光ブレーカーがどこにあるのか、パワコンと分電盤の違いなど、設置前に知っておかないと後悔する知識が満載です。

本記事では、太陽光発電の分電盤接続における配線図の考え方や、分電盤交換が必要なケース、さらには分電盤が2つある場合の対処法まで、初心者の方にも分かりやすく解説します。

「売電で損をしたくない」「停電時も確実に電気を使いたい」という不安や疑問をこの記事で全て解決しましょう。

この記事のポイント
  • 1次送りと2次送りの根本的な仕組みと売電への影響がわかる
  • 分電盤のどこに太陽光ブレーカーを接続すべきか判断基準がわかる
  • パワコンと分電盤の役割の違いや適切な配線方法が理解できる
  • 分電盤交換が必要になるケースと費用相場が把握できる

太陽光発電の1次送りと2次送りの違いとは?基礎知識を解説

太陽光発電システムを家庭の電気回路に組み込む際、最も重要なのが「どこで合流させるか」という点です。

この接続箇所の違いによって「1次送り」と「2次送り」に分かれます。

1次送り(主幹前接続)の仕組みとメリット・デメリット

1次送りとは、家庭用分電盤のメインスイッチ(主幹ブレーカー)よりも「電力会社側(1次側)」に太陽光の配線を接続する方法です。

  • メリット:主幹ブレーカーの容量制限を受けないため、大容量の太陽光パネルを設置してもブレーカーが落ちにくい。
  • デメリット:工事がやや複雑になり、既存の分電盤の構造によっては接続が困難な場合がある。

2次送り(負荷側接続)の仕組みとメリット・デメリット

2次送りは、主幹ブレーカーよりも「家の中の家電側(2次側)」に接続する方法です。一般的な住宅用太陽光発電で多く採用されています。

  • メリット:配線がシンプルで工事費を抑えやすい。
  • デメリット:太陽光の発電電力と電力会社からの電力が合算されて主幹ブレーカーに流れるため、契約容量によってはブレーカーが落ちやすくなる可能性がある。

どちらを選ぶべき?判断基準をプロが伝授

選択の決め手は「太陽光の設置容量」と「家の契約電流」です。

比較項目1次送り(主幹前)2次送り(負荷側)
主な用途大容量設置・全量売電一般住宅・余剰売電
ブレーカーの落ちやすさ落ちにくい容量に注意が必要
工事の難易度やや高い低い(標準的)
推奨ケース10kW以上の大規模発電5kW前後の標準的家庭

太陽光発電と分電盤の仕組み・接続の基本!太陽光発電の1次送りと2次送り

太陽光発電を導入する際、避けて通れないのが分電盤の知識です。

電気の流れをコントロールする心臓部であるため、仕組みを理解することでトラブルを未然に防げます。

分電盤の役割と太陽光ブレーカーはどこにある?

分電盤は、電力会社から届いた電気を各部屋へ分ける役割を持っています。

太陽光発電を導入すると、ここに「太陽光専用ブレーカー」が追加されます。

通常は分電盤の端、あるいは「太陽光発電用」と記載された専用のボックスに設置されます。

パワーコンディショナ(パワコン)と分電盤の違いとは?

パワコンは太陽光パネルで作った「直流」の電気を、家で使える「交流」に変換する装置です。

一方、分電盤はその変換された電気を家庭内に配分したり、余った電気を外(電柱)へ送り出す役割を担います。

太陽光発電の配線図から見る電力の流れ

配線図を確認すると、太陽光パネル → パワコン → 太陽光ブレーカー → 分電盤(主幹)という順で接続されているのが分かります。

詳しい配線規格や安全基準については、経済産業省の電気設備に関する技術基準などで公開されているガイドラインが参考になります。


1次送り・2次送りで変わる売電と蓄電池への影響

接続方法は、日々の売電収入や、万が一の停電時の動作にも影響を与えます。

特に将来的に蓄電池を検討している方は注意が必要です。

全量売電と余剰売電で推奨される接続方法

全量売電(発電した電気をすべて売る)の場合は、家庭の消費電力と完全に切り離すために「1次送り」が一般的です。

一方、家庭で使い切れない分を売る「余剰売電」では、配線が容易な「2次送り」が選ばれることが多いです。

停電時の動作はどう違う?蓄電池導入時の注意点

蓄電池を導入し、停電時に「家中の電気を丸ごとバックアップしたい(全負荷型)」場合は、接続位置が非常に重要です。

1次送り・2次送りの設定を誤ると、停電時に特定のコンセントしか使えないといった事態になりかねません。

分電盤が2つある場合(増設時)の接続ルール

二世帯住宅などで分電盤が2つある場合、どちらの盤に太陽光を繋ぐかによって、自家消費できる範囲が変わります。

どちらの世帯で優先的に電気を使いたいかによって、接続図を設計する必要があります。


太陽光発電導入時の分電盤交換と費用相場

古い住宅に太陽光を設置する場合、既存の分電盤では容量不足やスペース不足で対応できないことがあります。

既存の分電盤が使えない?交換が必要になるケース

築20年以上経過している場合や、分電盤に空きスペースがない場合は、分電盤交換が必要になります。

無理に古い盤を使い続けると、発熱や火災のリスクがあるため、最新の「太陽光発電対応分電盤」への変更が推奨されます。

分電盤交換にかかる費用と工事時間の目安

  • 費用相場:5万円〜10万円(部材費+工賃)
  • 工事時間:約2時間〜半日(その間は停電します)

信頼できる施工業者の選び方とチェックポイント

安さだけで選ばず、「1次送りと2次送りの違いを明確に説明できるか」を確認しましょう。

正確な見積もりには、現場調査が不可欠です。

詳細はJPEA(太陽光発電協会)の認定業者リストなどを活用することをお勧めします。

太陽光発電の1次送り・2次送りの違いに関するよくある質問(FAQ)

太陽光発電の設置や分電盤の改修にあたって、多くの方が抱く疑問をまとめました。接続方法の違いが実生活にどう影響するのか、不安を解消しておきましょう。

Q
. DIYで分電盤の配線を変えることは可能?(資格の有無)
A

結論から申し上げますと、DIYでの配線作業は絶対にNGです。 分電盤内の結線やブレーカーの増設、1次送り・2次送りの切り替え作業には「第二種電気工事士」以上の国家資格が必要です。

無資格での作業は電気工作物に係る法令違反となるだけでなく、火災や感電、最悪の場合は近隣を巻き込む停電事故に繋がる恐れがあります。必ず資格を持った専門業者に依頼してください。

Q
1次送りにすると電気代の計算はどうなる?
A

1次送りにしても、電気代の計算方法(検針の仕組み)自体は変わりません。

電力会社との契約に基づき、売電メーターと買電メーター(現在はスマートメーター1台で両方計測)で正しく計量されます。

ただし、1次送りの場合は「主幹ブレーカーを通る前に電気が分岐する」ため、家の中のメインブレーカーが落ちても太陽光の発電・売電が止まらないという特徴があります。

この点は、家庭内の電力使用状況を把握する上でメリットとなります。

Q
太陽光発電を入れてからブレーカーが落ちる原因と対策は?
A

太陽光発電を導入した後に主幹ブレーカーが落ちやすくなった場合、「2次送り」接続による容量オーバが疑われます。

  • 原因: 2次送りの場合、「電力会社からの電気」と「太陽光の電気」の両方が主幹ブレーカーを流れます。これを「逆向きの電流」として合算してしまう古いタイプのブレーカーや、契約容量に対して発電量が大きい場合に発生します。
  • 対策: 1. 1次送り接続への変更を検討する。 2. 逆接続対応の主幹ブレーカー(太陽光発電対応型)に交換する。 3. 電力会社との契約アンペア数を上げる。
Q
パワコンの設置場所と分電盤の距離は関係ある?
A

はい、非常に関係があります。

パワコンと分電盤の距離が離れすぎていると、配線による電圧降下(電気のロス)が発生しやすくなります。

電圧降下が起きると、パワコンが「電圧が高すぎる」と判断して発電を抑制してしまう「電圧上昇抑制」の原因にもなります。

可能な限り分電盤に近い位置にパワコンを設置するのが、売電効率を最大化するコツです。

まとめ:1次送りと2次送りの違いを理解して最適な運用を

まとめ
  • 1次送りは主幹ブレーカーの前で繋ぐため、大容量発電や全量売電に向いている
  • 2次送りは家庭の負荷側に繋ぐ方法で、一般的な住宅の余剰売電で広く採用される
  • 接続方法を間違えると、ブレーカーが頻繁に落ちたり売電効率が下がるリスクがある
  • 分電盤が古い場合は、太陽光発電対応の新しい分電盤への交換を検討すべき
  • 蓄電池の導入を予定しているなら、停電時の動作を見据えた接続設計が必須

太陽光発電の「1次送り」と「2次送り」は、単なる配線の違いではなく、あなたの家の電気の使い勝手と収益を左右する重要な選択です。

基本的には専門の施工業者に任せることになりますが、仕組みを知っておくことで「なぜこの見積もり内容なのか」が納得でき、最適なシステム運用が可能になります。

導入時には必ず「自分の家にはどちらの接続が適しているか」を担当者に確認するようにしましょう。

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